スピリチュアルカウンセラーの西川隆光です。
「運命」という言葉を聞いて、
みなさんはどんな印象を
受けるでしょうか。
おそらく多くの方が
「自分に課せられたもの」や
「決められたもの」といった、
否定的なイメージを
抱くのではないでしょうか。
自分ではどうにもならず、
逃れることのできない
ネガティブな現実を指す際に
使われることが多いでしょう。
国籍や性別、家柄、兄弟の有無など、
生まれた瞬間に
本人の意思とは関係なく
決まってしまう、
変更不可能なものを
運命と表現するのではないでしょうか。
しかし、これはあくまで
この世的な見方です。
スピリチュアルな観点では、
私たちの魂は
あの世で自らが望んで
今の運命を選び、
この世に生まれきます。
たとえそれが
本人の希望に沿わない
属性であったとしても、
その運命を背負うことを
自ら決めてきたということです。
この世的な観点だけを見れば
「もっと裕福な家に生まれたかった」
「もっと普通の家庭に生まれたかった」
といった、さまざまな不満を
抱くこともあるのではないでしょうか。。
特に、
現在の環境が厳しいと感じる人ほど
「自らが望んでこの運命を選んだ」とは
到底思えないことでしょう。
しかし、私たちは
それぞれの魂が向上するために
最もふさわしい環境を選んで
生まれてくるのです。
より早く、より高い場所を目指すため、
あえて厳しい環境を
選ぶケースもあるのです。
もちろん、
カルマの刈り取りなど
個々の事情は異なりますから
一概には言えませんが、
それでも、
どんな運命も自身が選んできたもの、
あるいは
前世からの思いや行いによって
決まった公平なものだと考えれば、
たとえ意に沿わない運命であっても
受け入れられるのではないでしょうか。
「人を動かす」などの著作で知られる
アメリカの作家、
デール・カーネギーは
「運命がレモンをくれたなら、
それでレモネードを作る
努力をしてみよう」
と言いました。
与えられたレモンだけでは
酸っぱくて食べられなくても
努力してレモネードにすれば
立派な飲み物になるという
意味です。
運命という名の神様は、
私たちにさまざまなギフトを
与えてくれています。
それをギフトと受け止めるか、
不公平や不条理として憤るかは、
私たち自身の選択です。
どうせなら、運命を甘受し、
たくましく生きてみませんか?
カーネギーの名言のように
発想を転換して
ピンチをチャンスと、
不幸と思えることも
ありがたい学びと受け止めて、
一歩前に進んでみましょう。
優れた魂を持つ者は、
恵まれた環境よりも、
あえてハンディキャップのある環境を
選んで生まれてくるものです。
苦難や困難が訪れるたら
「自分って、すごい魂なんだな!」と
楽観的に考えてみませんか。
では、また。