今日も前回に続いて、

心の五毒を点検することと、

その対処法を考えていきましょう。

 

「貪(とん)・瞋(じん)・癡(ち)

慢(まん)・疑(ぎ)」の五毒のうち、

貪・瞋については

すでにお話しました。

 

癡(ち)というのは、

「愚かしい」という意味で、

智慧のない状態のことです。

 

正確には

「心理を知らない愚か者」を

指しますが、

現代の生活においては

愚痴の多い人になっていないか、

というとらえ方でいいと思います。

 

いつも愚痴を言う、

もしくは行動において

いつも同じ過ちをしてしまう。

これらに思い当たるようなら、

まず、その原因を考えてみてください。

 

そして、この対処には、

やはり智慧が必要です。

聡明になり、

先が見えるようになると

愚痴が出ることもなくなります。

 

自助努力の心ができてくると

「癡」は消えていきます。

教養や品格を身に着ける

そんな努力をしてみましょう。

 

そして4つ目は

「慢(まん)」です。

「増上慢(ぞうじょうまん)」といって

「おごり高ぶること」。

慢心していないか、

うぬぼれる気持ちはないか、

偉そうにしていないか、

といったことをさしています。

 

さらには

人に対して上から目線で

物を言っていないか、

高飛車な態度をとっていないか、

自慢話ばかりをしていないか、

その辺りも含めて

チェックしてみてください。

 

では、この

慢心に効くものとは

何でしょうか。

 

それは「謙虚さ」です。

常に謙虚で慎ましやかな態度を

とるように心がけましょう。

そして

徳を積んで生きようとする気持ちを

大切にすることです。

たとえ周囲の人には

評価されなかったとしても

天使や守護霊は必ず

評価してくれています。

 

最後の「疑(ぎ)」 は、

疑心暗鬼の「疑」です。

つまり、人を疑い、自分自身も

信じられない気持ちのことです。

 

この不信の心への対処法ですが、

信じる気持ちを持つというのは

なかなか難しいことです。

ましては過去にトラウマがあり

人を信じ切れなくなっている場合は

なおさらでしょう。

 

そんなときは、

その人の心根の部分(仏性)、

「真我」を信じてみましょう。

本来は素晴らしい魂なのだと思い、

その人のいいところに

焦点を当ててみる。

人の粗探しをしないで、

常に長所を発見していくことです。

 

そしてあなた自身もまた

自分の悪いところばかり気にして

卑屈になったりせず、

自分の良い部分を信じることです。

自身を良いものと思えるようになれば

他人をも良いもの

だと思えるようになるものです。

 

さて、

ここまで心の五毒の点検と、

その対処法について

考えてきましたが、

あなたが陥りそうな

心の毒はありましたか?

 

この機会にぜひチェックして、

自分の魂の傾向をつかみ、

修正をしていきましょう。

 

では、また。

 

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