西川隆光です。

今日から

「霊能力」や「霊障」について

実例を交えながら、

いくつかお話をして

いきたいと思います。

 

以前、西川のところに

20代の頃から

霊に憑かれている気がする

と、言って相談に見えた

中年の女性が

いらっしゃいました。

 

話を聞くとその方は

20代の頃に新興宗教に入り

5年ほど大変熱心に信仰し、

そのあたりから

霊が出たり入ったり、

心霊特集のテレビで見たような

いわゆる憑依現象が

起こるようになったそうです。

 

ご相談に見えたときには

まだ自分の中にいる何かが

霊なのかどうかも、

ご本人ははっきり

分かっていない状態でした。

 

霊視をしてみると、

その女性にはいくつか

浮遊霊がとりついていました。

 

特に悪さをするわけではなく

何かに執着している霊でもなく、

この世が楽しいので、

誰でもいいからとりつこう

としているようなタイプの

浮遊霊でした。

 

この方の場合、

新興宗教を信心したのが

霊性を開くきっかけに

なったと思われます。

どの宗教にも

霊的な作法というものが

ありますから、

これは考えられることです。

 

ただ、霊的覚醒をした後に

コントロールをできる

教師のような存在が

そばにいなかったことが

ひとつの問題です。

実際に、新興宗教の

支部長さんレベルでは

これは正直難しいと思います。

 

そして、一番の問題は

このご本人自身が

浮遊霊の憑依を

許容していることでした。

 

実際に聞いてみたところ

「それほど悪いように思えないし

できたら私のために

働いてくれるようには

ならないものだろうか」と

言っていたくらいですから(笑)

でも、それはありえませんね。

 

そのような心でしたから

いくつかの属性の似た

浮遊霊がとりついて、

この方をもて遊んでいるような

状態になっていたのです。

 

なにしろ20代の頃から

もう20年以上も

何かしらの霊に

とり憑かれているわけですから

よほど居心地が良いのでしょう。

 

もちろん西川は

エクソシストもしていましたので

祓うこともできます。

 

もうひとつは、

自分のこういった能力を

付加価値的に考えるならば、

霊をおろす力は強いので、

ユタとか、イタコとかの

ミディアム、民間霊媒師として

仕事をする道もあります。

 

ただ、これをするとなると

かなり私生活も大変になります。

まず、出したり、入ったりの

コントロールをする力を

もっと修練して

完全なトランス状態に

ならないようにしなければ

いけません。

 

そのために必要なのは

知識です。

霊界知識、霊的知識を

つけていって、

コントロール力を身につけること。

 

ただ、霊的現象を

ありがたがっていては

もてあそばれるだけです。

きちんとした知識も身につけることが

大事なんですね。

では、また。