西川隆光です。

 

激動の2020、2021年が終わり、

2022に入りましたら、

オミクロン株が猛威を振るい、

また悪夢が蘇ろうとしてます。

 

昨年末から、銀座では特に、

閉店の知らせが目につきます。

 

東京では、補助金が出ているはずの

飲食業でさえも

かなりの数の店が、

閉店に追い込まれていて、

ニュース記事によると

首都圏の大型飲食チェーンだけで

1000店以上の閉店ラッシュだとか…。

 

コロナが始まって約2年、

ここまでずっと耐えてきて、

もしかしたら今が

一番苦しい時なのかもしれません。

ビジネスに浮き沈みがあるように、

人生も山あり、谷ありで、

同じ状況が永遠に続くということは

ありません。

ですから、

どんな人の人生にも

いいときもあれば、

しばしの逆境というものも

存在します。

 

西川はよく、

「失敗も成功のもとだから、

勇気を持って頑張ろう」と

言いますが、

これはあくまで

心が順境のときの考え方です。

 

心が順境のときであれば、

勇気を持って、

新たなことに立ち向かうことが

必要なのですが、

逆境のときは、

伏して時節を待つ、

というのが基本だと思います。

 

たとえば病気の時には

そもそも頑張れないし、

床について

安静にしていることが

結果的に早い回復に

つながるようなものです。

 

昇り調子のときはもちろんですが、

平坦な時期であっても、

まだ心に余裕があるので、

良い方向へ向かうための

正しい行動ができます。

少なくとも、

やることなすこと

裏目に出てしまうような

失敗はしないものです。

 

ところが、

急降下している時期には

何をやっても空回りして、

どうにか這い上がろうと

あれこれ策を練っても、

自分の首を絞めるだけで

まるで蟻地獄のように

どんどん落ちていくことも

往々にしてあるのです。

 

もちろん、

この落ち方にも個人差があります。

世の中には逆境に強い方もいて

転がり落ちながらも

何とか踏ん張って、

やがて峠を越えることが

できる方もいるでしょう。

 

この両者の違いは何でしょうか。

西川は、

心に余裕があるか、ないか、

適度な遊び心を持っているか、いないか、

その違いが大きい、と考えます。

 

時が経つのを

ゆとりの心で流していく…。

そんな流れに身を任せることも

ときには大切なことです。

要は何事もバランス感覚です。

 

逆境のときにもがいて、

どんどん深みにはまっていく。

そうなることで、やがて

自己不信や自己卑下、

そして自己憐憫がはじまります。

 

逆説的な言い方ですが、

そうならないためには

ただ静かに

流れに身を任せることです。

 

明けない梅雨はないと思い、

いつまでも不遇な時は続かない、

そう信じて、

時を待ちましょう。

 

では、また。

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