少し前のメルマガでも

親子の関係についてお話しましたが、

先日、西川も子を持つ親として

少し考えさせられるような

セッションがありました。

 

相談に来られたのは

20代半ばの女性でしたが、

見たところ、

彼女は緑系のオーラで、感覚的に

「音大だとか芸大だとか、

そういうところを出たんじゃないの?」

と思って、聞いてみたのですが、

彼女は「出ていない」と否定します。

ただ、よく聞いていくと、

本当はそういう学校に行きたかったけれど、

親に『芸術で飯は食えない』

と言われてあきらめた、

とのことでした。

 

過去にそんな現実があって、

いま自分がいったい何をやっていいのか

分からないという状態になって

相談にきたという

そんな経緯だったんです。

 

これ、良くある話ですよね。

親が子供の可能性を奪ってしまう。

 

僕にも子供がいますから、

なるべく気をつけていますけど、

ついつい「現実問題」って

言っちゃうんですよね。

 

よくよく考えてみると、

我々は、その現実の中で

いかに夢や希望や愛を

持ち続けることができるか

それを試しに、この世に

生まれてくるわけなんですよね。

 

だけど、

数十年も人生を送ってしまうと

つい「現実問題」っていう

言い方をしてしまう。

 

でも、西川は

なにも絵を描いたり、

歌を歌ったり、

音楽を奏でたりすることだけが

芸術ではなくて、

現代の芸術はもっと広くて、

たとえば「経営」も

一つの芸術だと思っているんですね。

 

芸術というのは

「無から有を生み出すこと」です。

でも、無から有を生むといっても

実は神様から

道具はすべて与えられている。

素材は与えられているわけですね。

 

無から木をおこせるわけではない、

無から鉄を作れるわけではない、

そういう木にしても、鉱物にしても

紙にしたって、石にしたって、

与えられているわけです。

 

芸術っていうのは

神様から与えられた素材を

いかにその個々のエネルギーで

表現していくか。

それが芸術だと思うんですよね。

 

そう考えると、

ビジネスだろうが、何であろうが、

神様の創られた世界そのものが芸術なので、

それをどうチョイスして、

どう融合させて、

何らかの表現方法として創り上げていくか。

そうした意味では、

経営の数字だって十分芸術になりますし

どんな生き方をしていても

芸術的生き方、芸術的発展っていうのが

できるはずなんです。

 

その芸術的発展の

自分なりの方法を見つけに

僕らはこの世に生まれてくる。

それが魂の真実の姿だと思います。

 

皆さんも日々の生活の中に

芸術的な生き方という発想を

ぜひ、取り入れてみてください。

 

では、また。