もくじ
スピリチュアルカウンセラーが問い直す”見えない存在”の正体
「守護霊って、本当にいるんですか?」
これは、私がこれまで4万件を超えるスピリチュアルカウンセリングのなかで、最も多く問われてきた質問のひとつです。
問う人の表情は、大きくふたつに分かれます。ひとつは、すがるような目をしている人。「いてほしい」という切実な願いが、言葉の裏ににじんでいます。もうひとつは、懐疑的な目をしている人。「科学的に証明できないものを信じていいのか」という理性との葛藤が、そこにある。
どちらの問いにも、私は同じ言葉で答えることをしません。なぜなら、「守護霊が存在するかどうか」という問いは、問い方そのものを問い直す必要があると、長年の実践を通じて感じているからです。
「存在する・しない」という問い方の限界
私たちは日常的に、物事の存在を「目に見える・触れる・測定できる」という基準で判断しています。この基準は近代科学が磨き上げた、非常に強力なツールです。しかし、それはあくまで「物質的な現象」を扱うためのツールであり、すべての存在をその物差しで測れると思い込むのは、少し視野が狭い。
たとえば「愛」はどうでしょうか。オキシトシンの分泌やドーパミンの増加として神経科学的に説明することはできますが、それで「愛の本質を解明した」と感じる人はほとんどいないはずです。「愛」には、測定値では捉えきれない何かがある・・・そう感じること自体が、私たちが物質的次元を超えた何かを直感的に知っているということの証左ではないでしょうか。
守護霊もまた、同じ問題圏に属しています。「存在する・しない」という二項対立ではなく、「どのようなあり方で、どの次元において機能しているのか」という問い方に変えたとき、はじめて実質的な考察が可能になると私は考えています。
チャネリングの現場で見えてきたこと
私はスピリチュアルカウンセラーとして、守護霊との対話(チャネリング)を実践し続けてきました。その経験から言えることがあります。
守護霊とのコンタクトが成立するとき、そこには非常に一貫した「意志の質感」があります。単なる思い込みや自己暗示と明確に異なる、あの感覚を、私は今でも鮮明に覚えています。初めて深いチャネリング状態に入ったとき、流れ込んできた情報の密度と、その情報がのちに的中したときの驚き。「これは自分の思考ではない」という確信。
もちろん、これは私の主観的体験に過ぎないと言う人もいるでしょう。それは正しい指摘です。しかし同時に、4万件を超えるカウンセリングのなかで、守護霊からもたらされた情報が「クライアント本人すら知らなかった事実」と一致するケースを、私は幾度となく経験してきました。これを偶然の一致で説明するには、統計的な無理があります。
ここで大切なのは、「証明できないから無意味だ」と切り捨てることでも、「信じれば何でもよい」と思考を停止させることでもありません。現象をありのままに観察し、誠実に考察し続けること。それが、スピリチュアルを一種の知的営みとして深めていくうえで不可欠な姿勢だと、私は思っています。
守護霊の「役割」という視点
別の角度からも考えてみましょう。守護霊の「存在証明」ではなく、その「機能と役割」に焦点を当てるアプローチです。
多くのスピリチュアルの伝統において、守護霊は「その人の魂の旅を見守り、導く存在」として描かれてきました。ネイティブ・アメリカンのスピリット・ガイド、神道における産土神(うぶすながみ)や氏神、仏教における菩薩の加護・・・文化を超えて、「見えない存在に見守られている」という体験は人類に普遍的です。
これは偶然でしょうか。私はそうは思いません。むしろ、人間の意識には「より大きな存在とつながりたい」という根源的な志向性があり、守護霊という概念はその志向性に対する普遍的な応答として現れているのではないか・・・そう考えると、文化を超えた共通性も自然に理解できます。
そして実践的に言えば、「自分には守護霊がいる」という前提のもとに生きる人は、危機的な状況においても奇妙なほど落ち着きを保ち、直感的な選択の精度が高く、なによりも運がいい。これは私が長年の現場で繰り返し観察してきた事実です。守護霊が「物質的に実在するかどうか」とは別に、その信念が人の生き方にもたらす効果は、明らかにあります。
ただし、ここで言う前提には依存は含まれません。積極的に大いなる存在とのつながりを活用している人たちの話です。
「問い続けること」こそが、スピリチュアルの本道
私は、守護霊の存在を盲目的に信じてほしいとは思っていません。また、否定してほしいとも思わない。
ただ、問い続けてほしいのです。「なぜそれが信じられているのか」「自分はどんな体験をしてきたのか」「見えない次元との関係の中で、自分はどう生きたいのか」・・・そうした問いを、あなた自身の言葉で立て続けること。それが、スピリチュアルを単なる「信仰」や「スピリチュアル消費」ではなく、魂の深化のための道として歩むことにつながります。
守護霊は、あなたの問いに対しても応えようとしています。静かに、しかし確かな方法で。
その「応え方」については、またべつの記事で深く書いていこうと思います。
西川隆光 スピリチュアルカウンセラー・チャネラー。累計鑑定件数4万件超、スピリチュアル系プロ養成スクール卒業生500名以上。「見えない世界を、誠実に考察する」をテーマに、チャネリング・オーラ鑑定・前世リーディングなどを実践。
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