スピリチュアルカウンセラーの西川隆光です。
「袖振り合うもたしょうの縁」
という言葉をご存知ですよね。
敢えて平仮名で書きましたが、
「多少」ではなく「他生」と書きます。
この「他生」とは、他の人生、
すなわち前世や過去世のことであり、
過去世での接触が現世での縁に
つながっていることを表しています。
袖を振り合うほどの些細な出会いでさえ、
過去世でのご縁があった証拠であり、
それだけで特別なつながりを
感じさせるものだということです。
もう少し深く考えると、
今世で結婚したり
深い関わりを持った人々は、
過去世で非常に深い縁があった
可能性が高いと言えます。
皆さん、特に若い女性なんかは
「運命の相手」を知りたいと
よくおっしゃいますが、
「運命の相手」とは、
このような過去生の記憶、
それもアカシックレコードレベルにまで
刻まれた縁を持つ人のことです。
西川は、いつも
運命の相手とは一人だけではなく
どんな人にも5人はいると
言っています。
実際、これまでの人生の中で
深く印象に残る人を5人くらい
思い返してみてください。
死に際になっても
その人と付き合った記憶が
良くも悪くも刻まれているような人、
そういう人がまた次の
運命の相手になっていくのです。
最近、運命の相手のことを
「ソウルメイト」という人がいますが、
ソウルメイトの関係には、
カルマや因縁が生じることは少なく、
むしろ仲間や友人のような
つながりみたいなものです。
あの世の世界は
その人の思いに応じて
次元や階層が住み分けられています。
ですから
同じ霊界領域でともに楽しく
暮らしていた魂同士です。
さらに同じ次元の中でも、
それぞれ異なる霊域があり、
たとえば芸術的能力を高めようとする霊域や、
日本独特の文化に基づく霊域、
宗教的な霊域など、
多様性に富んでいるのです。
こうした運命の相手や
ソウルメイトとの縁が、
次の人生にも影響を与える一方で、
ネガティブな記憶が
次の縁を生むこともあります。
たとえば
ご主人からDVを受けていた女性が
ようやく別れられたのに
次にまたDVっぽい男性と
一緒になっていたりすることが
とても多く見受けられます。
これはやはり
強く記憶に刻まれてしまったものが
磁石のように
引き寄せてきてしまうんですね。
こうしたことをなくすためにも
過去の記憶を
感謝と気づきのエネルギーに
変換する努力が重要です。
「あなたと出会えてありがとう。
あなたとの出会いで
学びを得ました」というように、
苦い思い出をポジティブなものに
書き換えていくことで、
未来の縁をより良いものに
することができます。
こうすることで
またいいご縁が巡ってきます。
ぜひ運命の輪を良い方向へと
導いていってください。