スピリチュアルカウンセラーの西川隆光です。
先日は桃の節句もありましたが、
3月は卒業シーズンでもあり、
多くの親が子供たちの成長を喜び、
愛を感じる時期です。
しかし、残念なことに
いま子どもたちのうつ病や
うつ病未満の抑うつが増加していると、
先日、報じられていました。
10代の若者の13%以上が
心の病気と診断されており、
その4割が不安や抑うつだそうです。
心とは、実に神秘的な存在です。
うつ病の根源は脳の機能障害ではなく、
心の領域に潜む問題でしょう。
現代医学では、
心に直接作用する薬は存在しませんから、
神経の鎮静や興奮を促す薬で
症状の緩和を図ります。
しかし、もしも
心に効く薬が存在するとすれば、
それは目に見えない、
感覚を通して心に響く何か、
たとえば、心を穏やかにする
絵画、旋律、香り…
といったものではないでしょうか。
なぜなら、
うつ病の多くは肉体的な要因よりも、
幽体、あるいは霊体といった
深層にまで浸透した、
ネガティブな波動に起因すると
考えられるからです。
その波動から心が解放されないが故に
肉体の倦怠感や思考の鈍化が
生じるのでしょう。
私は、幽体レベルに染み付いた
ネガティブな痕跡こそが、
うつ病の根本原因である
と考えています。
ですから、
うつ病は風邪のように、
人から人へと伝播する
可能性があるのです。
それは、発信される波動と
受信する波動が共鳴し、
同期してしまうために
起こります。
ネガティブな言動が
飛び交う環境に身を置けば、
自分だけがポジティブ思考を
維持することは
相当に困難なことでしょう。
それはまるで
コンピューターのネットワークのように、
目に見えない繋がりを通して
心が同期してしまうからです。
もし、うつ病の方と
接する機会が多いのであれば、
意識的に明るく前向きな人々との
交流を深めるべきです。
そうすることで、
自身の心をポジティブな波動に同期させ、
ネガティブな方へと
引き込まれるのを
防ぐことができます。
こういうときは一人で抱え込まず、
積極的に周囲の力を借りて
明るく前向きな人のパワーを
いただきましょう。
ただし、ここで重要なのは
相手のパワーを一方的に
搾取するのではなく、
自分が相手の波動に同期するという
相手に合わせようという姿勢です。
誰も、パワーを奪われるだけの
関係を続けたいとは思わないでしょう。
ですから、少し無理をしてでも、
明るい環境に身を置く努力が必要です。
相手をネガティブな
暗い方に引き込むのではなく、
自らが努力して明るい場所に留まること。
そうすることで、
やがてはうつ病の方を支え、
導く力が湧いてくるはずです。
大事なことは、
心の同期先を意識することなのです。
では、また。