スピリチュアルカウンセラーの西川隆光です。

今日は桃の節句、

ひな祭りです。

女の子のお子さんがいる家なら

きれいなひな人形を

飾っているかもしれませんね。

 

桃の節句や端午の節句という

日本古来の伝統行事は

生まれた子どものために

人形を買いそろえ、

「子どもが健やかに育つように」

「皆から愛されるように」

といったような願いを込めて

飾り付けるという

両親や祖父母の愛を感じるものです。

 

しかし、子育てというのは

ただ愛情をかければいいかといえば

それだけではもちろんダメで、

一筋縄でいくものではありません。

 

子育ては、いわば

答えのない難解な問題集を

解くようなもので、

決まったマニュアルが

存在しないからこそ、

親御さんの悩みは

尽きることがありません。

 

世の中の書店に行くと

子育て関連本が平積みで

たくさん置かれているように

皆が試行錯誤しています。

著名人を育てた親御さんから

教育の専門家まで、

さまざまな人が

自身の教育論を語るのは、

それだけ子育てには

多様なアプローチが存在する

証拠だと言えるでしょう。

 

もちろん

これらの子育て本を

参考にすることは有益ですが、

著名な子を育てた親御さんの方法を

そのまま真似たからといって、

自分の子が同じように

立派な大人になるわけではありません。

 

子どもは一人ひとり

個性豊かな存在であり、

その子に合った育て方を

見つけることが

何よりも大切です。

 

このように、

確立されたセオリーがないことが、

子育てを難しくしている

要因の一つと言えると同時に

そこが子育ての面白さでもあるのです。

 

また、魂の視点から見ると、

まったく異なる傾向性を持つ

親子というのは稀です。

 

魂の傾向性とは、

過去世から形成してきた

自身の考え方や性格です。

 

ですから、まず

親御さん自身の性格を

深く掘り下げて考えてみてください。

 

元来、親子は

考え方、癖、行動パターンが

似通うことが多く、

いわば「似た者同士」であることが

少なくありません。

親御さん自身の魂の傾向性を探ることから

我が子に最適な子育ての方法が

見えてくるかもしれません。

 

子供の品性や性格などは

その8割近くが

この世における家庭環境で

決まるのだと思いますが、

残り2割は魂の傾向性です。

 

その傾向性が今世の

生まれる環境を引き寄せ、

今世の家族を決めていきます。

ですから、

親としてできることとは、

その子の魂の傾向性を見抜き

それに合った環境づくりを

一生懸命やってあげることです。

 

そして、

マザーテレサは次のように語っています。

「世界平和のために何ができるかですって?

家へ帰って、あなたの家族を愛しなさい」

 

家庭を愛で満たすこと。

それは子育てにも重要なことであり、

ひいては世界平和にも

つながっていく

ということなんですね。

では、また。